新潟で確認しているアリガタバチ(属まで)

 モチベーション維持のためにざっくりまとめておく。先輩に送って現在自分の手元にないものもある。多分随時更新。

 

◆Bethylinae

Goniozus

3種採集している。頭部や前伸腹節の形態のばらつきが大きいように感じる。

Sierola

1種のみ採集している。タイプ産地が小千谷の種と多分同じ。

 

◆Epyrinae

Epyris

少なくとも12種採集しているが、種名に至らないものが多い。まとまって採れる種とそうでないものがはっきりしているが、採れているものの中に特別珍しい種はないと思われる。雌雄の対応がはっきりすれば種数は半減する。

Laelius

1種のみ採集している。もう1、2種追加できそうだがなかなか見つからない。

Rysepyris

少なくとも5種採集している。未記載種の多い分類群らしく、確実に同定できているのはtsugaruensisのみ。こちらの属も雌雄の対応がはっきりすれば種数は減る。

 

◆Mesitiinae

Heterocoelia

1種1♀のみ採集している。手元に標本がない。♂含め東日本の各地で採集されているようだが、得難い。

 

◆Pristocerinae

Eleganesia

3種採集している。elegansminutaに加えてもう1種確認済みだが、詳しく書けないので続報待ち。elegansは止水域の周辺に多く見られる。

Pristepyris

japonicus1種のみ。この種以外は採れる要素無し。

 

◆Scleroderminae

Alloplastanoxus

1種のみ採集している。未記載種らしい。要追加個体採集。

Cephalonomia

1種のみ採集している。この他に採れそうなのはgallicolaくらいだろうか。

Discleroderma

1種1♀のみ採集している。国内で記録があるのはこの1種だけ。本州の各地で採集されているようだが、狙って採れる気はしない。

Plastanoxus

1種のみ採集している。♂の形態が独特で、網の中では有錐類に見えてしまうことがあった。

Sclerodermus

1種のみ採集している。恐らくこの種以外は分布しない。

 

 

 上記の属の他に本県で採れそうなのは、BethylusOdontepyrisAllobethylusあたりではないだろうか。